<第一部・エギング>
いよいよ、本格的に水温も上がりだし、春本番の雰囲気。この週末は潮回りがあまり期待できないので、エギングはおいておいて、ジギングを予定。しかしロケッティア絶好調だし、エギングの虫が騒ぎ出しだしたので、土曜日の昼過ぎにアジトを出発。
夕まづめから20時ごろにかけて、すさみ町の地磯を転々とする。どの場所もなぜか人が少なく、ほとんど貸切状態。思い通りの場所にエギを投入していくが、まったく反応がない。水温は相当高い様子だが、ベイトも少なく状況的にはあまりよくない感じ。何とかチビ助1杯をキャッチしたのみ。人がいないのは、釣れないからなのか?
ここでカカリチョ、茶っキー殿、谷もっちゃんの前日入り組みと合流し、日置川近くのラーメン屋を攻め、インケツ談義に花を咲かせる。んー、みんななかなかのホゲッティアぶり。谷もっちゃんはリール&ロッド破損、で、私はドライブ中1リッター入りのお茶パックが転倒し、助手席お茶の海。不幸話を笑いのエネルギーに変え、気合を入れなおしてここで解散。思い思いのポイントに入る。
しかし海は頑固で、沈黙を守り続ける。遅くまでがんばったが、反応なし。で、ぢょにぃは明日のこともあるので、早めに車中で就寝。
明け方の月が出るころ、寒さで目が覚め、またまた地磯に出る。しかし、やはりというか反応がない。ここで鬼夫婦殿と合流するが、この場所では結果が出ていない模様。完全に明るくなるまでシャクリ続けたが、結局ノーバイト。ぢょにぃはここでエギングをあきらめ、午後からのジギングに備える。
<第二部・ジギング>
代々丸が出船する袋港に到着、ジギングの準備をする。ここで偶然にもブンブン堺店さんのソルト担当のN君と、そのお客さま2人とハチあわせ。久しぶりに一緒にジギングすることに。帰港した午前便を覗いて見ると、なんとなんと釣果”まったく”なし。かなりのショック。代々丸No.1の名手YGK・H氏も乗船されていたが、名手の技をもってしてもジギングではダメみたいでした。ターゲットであるハマチ~メジロはそうとういるらいしいのだが、ベイトがジグにあわないらしく口を使ってくれないような感じ。どうすれば…と出船前から思案する。
出船してすぐにナブラ発見。ハマチのようだが、船長いわくブリ・メジロがメインらしい。早速キャスティングタックルで狙うも、反応なし。今日は手ぶらで帰ることが頭をよぎる。フローティングミノー、ジグミノー、ペンシルと手を変え品を変え狙う。しかしまったく反応してくれない。しまいには極小7gジグやワインドもやってみるが、なしのつぶて。何なんだコイツら。
ベストポジションでナブラを直撃するN君
視界の中にナブラが常に3つ4つある状態だが、あきらめてジギングを試す。魚群探知機の反応を見ながら群れを探すも、映る影はかなりの不景気。4,5回流してすぐにジギングもあきらめる。ターゲットが普段の定位置から、ナブラの方へ集結しているようだった。
再びナブラの方へ戻り、キャスティングで狙い撃ち。だが相変わらず反応なし。しかも船が近づくとナブラが沈んでしまうようになる。特に曳き釣りの職漁船が、ナブラの進行方向を押さえるので、ナブラのナーバスさに拍車がかかる。職漁船から遠いナブラを狙うようにし、兄弟舟(船長のお兄さんの船とタッグを組む)でナブラを挟み撃ちし、狙いやすい位置に誘導する。ここでフッと海面を見ると1~2cmの透明な魚が群れをなしている。こっ、コレは?出ました春の恐怖の”シラスパターン”。どうやらターゲットはシラスに夢中な様子。コレでは普通のルアーに反応するはずもありません。しかし今まで散々やられてきたシラスパターンに対して、対策はバッチリ考えてました。
そのうち日が傾くにつれて、ナブラの密度が高まり、水面に飛沫が上がるようになる。このタイミングを待っていました。ターゲットが押し合いへし合い状態に。そしてついに私のジグミノーのガツンとバイト。ブルンブルンとした手ごたえから、しっかりとルアーが口にかかっているのがわかる。しかしなかなかの大物らしく、出て行くラインが止まらない。ヒットさせてから30mぐらいラインを出され、あえなくフックアウト。ルアーを回収してみると、フックが伸ばされていました。おそらくブリクラス以上の大物でしょう。しかし、対策どおりうまくやれば口を使うことがわかり、落胆せず再びチャレンジ。
しばらく間をおいてから、また私にヒット。今度はヒットしてすぐに口以外のところにかかっているのがわかる。コレはぜひとも取り込みたいので、今までにないくらい慎重に魚を寄せる。10分ぐらいかけてゆっくり魚を寄せ、そして船長のタモに魚が収まる。ゲットできたのは70cmチョイのメジロでした。ルアーがかかっていた場所がエラの下なので、捕食行動からフックアップしたものとわかる。サイズはメジロだが難しいパターンなのでかなりうれしかった。
私だけ2回もヒットさせたので後はヒントを伝授しながら、ほかのお方のサポートにまわる。(でもロッドは持っていました。スミマセン。)しかし、まともなキャスティングタックルを準備していたのは私だけだったので、キャスティングが重要な鍵を握るシラスナブラ攻略はかなり難しい様子。と、突然ミヨシにいたN君にヒット。しかしコレはハマチでした。少し残念。
こんなに夕暮れになるまで頑張りました。
そのうち日も暮れてあえなくタイムアウト。港に引き上げる。お兄さんの船のほうも1人の方が2回ヒットさせ、1匹ゲットした様子。ご苦労さまでした。暗がりの中、港で記念撮影。
これからシラスパターンになり攻略は難しいが、工夫すれば必ずヒットに持ち込めるのでまたまた楽しみになりました。というのも、口を使ってルアーを襲ってくるのはかなりの大物なので、サイズをセレクトして狙うことができ、かなり面白いと思う。狙ってブリを!っていう感じかな?是非、今のうちに再びチャレンジしたいです。