2012年02月
JINGOタイカブラ・桜舞TGの最終調整で、紀北沖。
とは言っても、ほとんど今までのテストで構成パーツは決まっているので、確認のための釣行です。
タイは居るには居るが、なかなか口を使わない状況。
幸い、イカナゴなどのシラス系のベイトには、それほど執着していない状況なので、
アタリはかなりの数、ありました。
しかし、リールのハンドル2回転以内しか追ってこないので、ノーマルの状態の組み合わせでは
なかなかフックアップまで持ち込むことができません。
なんせ、水温はまだ11℃台、ボトムからなかなか離れてくれません。
製品プロトのテストを終えてから、どうにか釣り上げてやろうと、悪戦苦闘。
ネクタイやスカート、フックをいろいろ取り替えて試しますが・・・
”何とかして釣るBOX”を、この日は持ってきていなかったので、パーツが不足しました
発売までに、もう何度かテスト釣行してみたいと思います。
とは言っても、ほとんど今までのテストで構成パーツは決まっているので、確認のための釣行です。
タイは居るには居るが、なかなか口を使わない状況。
幸い、イカナゴなどのシラス系のベイトには、それほど執着していない状況なので、
アタリはかなりの数、ありました。
しかし、リールのハンドル2回転以内しか追ってこないので、ノーマルの状態の組み合わせでは
なかなかフックアップまで持ち込むことができません。
なんせ、水温はまだ11℃台、ボトムからなかなか離れてくれません。
製品プロトのテストを終えてから、どうにか釣り上げてやろうと、悪戦苦闘。
ネクタイやスカート、フックをいろいろ取り替えて試しますが・・・
”何とかして釣るBOX”を、この日は持ってきていなかったので、パーツが不足しました
発売までに、もう何度かテスト釣行してみたいと思います。
JINGOの新製品、鯛カブラ・桜舞TGの生産に向けて、準備の最終局面。
生産Procedureをまとめていたのですが、指示書の膨大な数の写真が、少し勿体ないような気がしました。そこで、知りたい方もいらっしゃるかも知れないので、鯛カブラのフック部分の製作方法だけ、ここで公開してみたいと思います。気に入った方は、お好きなライン・フックで自作してみてください!
(もっといい方法があるよ~って方は、こっそりおしえてください・笑)
ポイントは、
・狙いの寸法で作ること
・無駄のないこと
・すばやくできること
です。(量産する上で、当たり前ですね、すみません;;)
出来上がりの形と寸法です。 下のほうのハリのポイントが、上のハリに干渉して鈍らないように、ズラしています。
結びは外掛け結びです。
使うのは道具と材料は、このくらいです。 上のは冶具です。あ、あとハリと接着剤も必要ですね。
冶具はプラスティックボードに直径1mm・長さ数ミリのピンを打ってあります。割り箸と細いクギでも代用できると思います。目盛りは、ピンの遠い側からそれぞれ、33mm・50mm・94mmのところに書いてあります。別寸法のモノも作れるように、マスキングテープの上に書いています。
まずはこのように持って・・・
ラインの余りのほうを、ハリの上側から50mmのところに、調整します。
指で押さえているところが、ズレないようにしっかり保持しながら、外掛け結びを開始!
5回巻きつけています。これより多いと、締りが悪くなりますし、少ないと結びのズレが多くなります。
ループに通します。
メインラインを引っ張って、巻きつけの山が崩れないように、丁寧に締め付けます。
プライヤーで端をつまんで、しっかりと増し締めします。
結びコブを、ハリの撞木までズラします。接着剤を使うまでは、結び目の巻きつけがふくらんでしまうので、ハリを引っ張っての締め付けはしません。
次に、冶具を使って、結びコブの頭から33mmの位置に、ラインに折り目をつけます。
折り目がついた状態。
折り目を先端として、チチワを作ります。 PEラインを使う場合は、エイトノットにします。
プライヤーでしっかり増し締め。
反対側も増し締め。完成部分にかからない様に、
チチワ先端から110mmぐらいのところを、プライヤーでつまんでいます。
チチワ先端から94mmのところで、カット。
最初のハリと同じように、50mmのところで2本目のハリを保持します。
同じく、外掛け結びで仕上げます。左手でつまんでいるところがズレると、完成品の寸法もズレてしまいますので、しっかり保持してください。
1本目のハリと同じように、増し締め。 ここまで、ラインの完成部のどこもプライヤーでつまんでいません。
最後に、浸透性のある接着剤(瞬間接着剤でいいです)を、結びコブに垂らしたあと、端線を3mmぐらいにカットします。 ギリギリでカットすると、ほどけてしまう恐れがあります。
以上で、鯛カブラのフックの自作方法となります。
好みの寸法があれば、冶具の目盛りをいじって調整してみてください。
また、ラインにPEを使う場合は、最後の端線をライター等であぶって、結び目ギリギリに焼きコブを作っておくと安心です。
慣れるまで大変かもしれません。当工場では、猛トレーニングをつんだ職人が行っているので、正確かつ、すごいスピードで作ります^^;
できない人、時間のない人、面倒と感じる人は、完成品を純正パーツとして販売する予定もありますので、どうぞご利用くださいね
生産Procedureをまとめていたのですが、指示書の膨大な数の写真が、少し勿体ないような気がしました。そこで、知りたい方もいらっしゃるかも知れないので、鯛カブラのフック部分の製作方法だけ、ここで公開してみたいと思います。気に入った方は、お好きなライン・フックで自作してみてください!
(もっといい方法があるよ~って方は、こっそりおしえてください・笑)
ポイントは、
・狙いの寸法で作ること
・無駄のないこと
・すばやくできること
です。(量産する上で、当たり前ですね、すみません;;)
出来上がりの形と寸法です。 下のほうのハリのポイントが、上のハリに干渉して鈍らないように、ズラしています。
結びは外掛け結びです。
使うのは道具と材料は、このくらいです。 上のは冶具です。あ、あとハリと接着剤も必要ですね。
冶具はプラスティックボードに直径1mm・長さ数ミリのピンを打ってあります。割り箸と細いクギでも代用できると思います。目盛りは、ピンの遠い側からそれぞれ、33mm・50mm・94mmのところに書いてあります。別寸法のモノも作れるように、マスキングテープの上に書いています。
まずはこのように持って・・・
ラインの余りのほうを、ハリの上側から50mmのところに、調整します。
指で押さえているところが、ズレないようにしっかり保持しながら、外掛け結びを開始!
5回巻きつけています。これより多いと、締りが悪くなりますし、少ないと結びのズレが多くなります。
ループに通します。
メインラインを引っ張って、巻きつけの山が崩れないように、丁寧に締め付けます。
プライヤーで端をつまんで、しっかりと増し締めします。
結びコブを、ハリの撞木までズラします。接着剤を使うまでは、結び目の巻きつけがふくらんでしまうので、ハリを引っ張っての締め付けはしません。
次に、冶具を使って、結びコブの頭から33mmの位置に、ラインに折り目をつけます。
折り目がついた状態。
折り目を先端として、チチワを作ります。 PEラインを使う場合は、エイトノットにします。
プライヤーでしっかり増し締め。
反対側も増し締め。完成部分にかからない様に、
チチワ先端から110mmぐらいのところを、プライヤーでつまんでいます。
チチワ先端から94mmのところで、カット。
最初のハリと同じように、50mmのところで2本目のハリを保持します。
同じく、外掛け結びで仕上げます。左手でつまんでいるところがズレると、完成品の寸法もズレてしまいますので、しっかり保持してください。
1本目のハリと同じように、増し締め。 ここまで、ラインの完成部のどこもプライヤーでつまんでいません。
最後に、浸透性のある接着剤(瞬間接着剤でいいです)を、結びコブに垂らしたあと、端線を3mmぐらいにカットします。 ギリギリでカットすると、ほどけてしまう恐れがあります。
以上で、鯛カブラのフックの自作方法となります。
好みの寸法があれば、冶具の目盛りをいじって調整してみてください。
また、ラインにPEを使う場合は、最後の端線をライター等であぶって、結び目ギリギリに焼きコブを作っておくと安心です。
慣れるまで大変かもしれません。当工場では、猛トレーニングをつんだ職人が行っているので、正確かつ、すごいスピードで作ります^^;
できない人、時間のない人、面倒と感じる人は、完成品を純正パーツとして販売する予定もありますので、どうぞご利用くださいね
棚の整理をしていたら、昔にアメリカで買ったジグフックがでてきました。
アラバマリグ用に、丁度いいみたいです。ムフフ
アラバマリグ用に、丁度いいみたいです。ムフフ
このPV、面白いです。
雨が降って、スイムテストに行けません
暖かいのはいいですが、なんだか気分が・・・
景気付けにどうぞ。
暖かいのはいいですが、なんだか気分が・・・
景気付けにどうぞ。
いいメロディを書きます、この人たち。
名曲といえば、こちら。
名曲といえば、こちら。
その1はコチラ
壁に行き当たって、しばらくたちました。
あれこれ考えた末の結論、キャスト後の飛行中の姿勢、水中でイカを誘うときの姿勢、二通りのバランスを一つのエギで実現できないかと。となると、重心が可変式でないと、いけません。 う~ん、どうしよう
エイヤッ で作ったのがコレ
シンカー内部をシャフトがスルーしていて、それを軌道として、シンカーが前後移動する仕組み。
シンカーがブレないように、ガイドが飛び出していて、ボディ内部のレールを通っています。
実はコレでもらった! と、しばらく使っていて、釣果もなかなかでしたのですが、ある事実が発覚。
フリーフォールさせると、シンカーが前に移動してしまい、逆立ち姿勢になってしまうのです。
よしっ、こうなれば、シンカーを後部でロックさせるぞ!
次に試作したのが、コチラ。
現在の製品に、ほぼ近いところまでやってきました。
しかし、これでは、ストッパーとなるワイヤーの変形量を稼げないので、相当強いショックをあたえてあげないと、シンカーが後ろにロックしません。
よし、あともう一歩・・・・
コレが、現在のホバーロックの原型、第一号です。
あとはひたすら、こんなテストをして、水中でのステイ角度の調整。
釣行と調整を繰り返しながら、ファインチューンを繰り返します。
一つ特徴的なのが、カンナが刺さる位置。
イカの口元や、足の付け根にガッチリかかるようになりました。
頭下がりのエギですと、必然的に、イカがエギの腹側から抱く形となり、カンナはイカの眉間や足の先にかかることが多くなります。アタリがあるのに乗らないこと、または掛かったと思ってもバラしてしまう原因が、ここにあるのです。
水平姿勢のホバーロックを使い出してから、アタリが格段によくわかるようになってきました。
頭下がりのエギですと、イカがタッチしてから、アタリやフッキングパワーが伝わるまでに、わずかですがエギが頭を起こすまでの時間とパワー伝達のロスができてしまいます。
水平姿勢ですと、それがありません。
と、いうことで、完成までの一つの物語でした。
ついでに、お伝えしたいことがあります。
ホバーロックを使用する上で、ご理解いただきたい弱点があります。すみません。
シンプルかつ、軽量な仕組みにするために、可動部はむき出しとなっています。
なので、砂が詰まったり、塩が固着したりすると、スムーズに動かなくなります。
なので、まめな点検をお願いしたいです。
それと、ハードに使用すると、ワイヤーの変形が起こり、これもトラブルの元となります。
ワイヤーは、手で力を加えると変形するぐらいの強度です。
変形すれば、手で元に戻せますが、できればエギ着底後、ボトムにハードヒットさせないよう、一発目のシャクリは、すこし手加減をお願いしたいです。
以上、没プロト物語・ホバーロック編でした
壁に行き当たって、しばらくたちました。
あれこれ考えた末の結論、キャスト後の飛行中の姿勢、水中でイカを誘うときの姿勢、二通りのバランスを一つのエギで実現できないかと。となると、重心が可変式でないと、いけません。 う~ん、どうしよう
エイヤッ で作ったのがコレ
シンカー内部をシャフトがスルーしていて、それを軌道として、シンカーが前後移動する仕組み。
シンカーがブレないように、ガイドが飛び出していて、ボディ内部のレールを通っています。
実はコレでもらった! と、しばらく使っていて、釣果もなかなかでしたのですが、ある事実が発覚。
フリーフォールさせると、シンカーが前に移動してしまい、逆立ち姿勢になってしまうのです。
よしっ、こうなれば、シンカーを後部でロックさせるぞ!
まずは基本形。
この形を基本に、ロックするシステムを詰めていきます。
(量産することは、無視してました。)
途中にガイドとなるシャフトに、山形をもうけて抵抗を作ってみました。
重心移動のプラグの、内部構造と同じ発想。
しかし、セッティングが微妙で、わずかな変形でもスタックしてしまいます。
また、製造上のばらつきの許容範囲に、スゴク不安が残ります。
この形を基本に、ロックするシステムを詰めていきます。
(量産することは、無視してました。)
途中にガイドとなるシャフトに、山形をもうけて抵抗を作ってみました。
重心移動のプラグの、内部構造と同じ発想。
しかし、セッティングが微妙で、わずかな変形でもスタックしてしまいます。
また、製造上のばらつきの許容範囲に、スゴク不安が残ります。
次に試作したのが、コチラ。
現在の製品に、ほぼ近いところまでやってきました。
しかし、これでは、ストッパーとなるワイヤーの変形量を稼げないので、相当強いショックをあたえてあげないと、シンカーが後ろにロックしません。
よし、あともう一歩・・・・
コレが、現在のホバーロックの原型、第一号です。
あとはひたすら、こんなテストをして、水中でのステイ角度の調整。
釣行と調整を繰り返しながら、ファインチューンを繰り返します。
一つ特徴的なのが、カンナが刺さる位置。
イカの口元や、足の付け根にガッチリかかるようになりました。
頭下がりのエギですと、必然的に、イカがエギの腹側から抱く形となり、カンナはイカの眉間や足の先にかかることが多くなります。アタリがあるのに乗らないこと、または掛かったと思ってもバラしてしまう原因が、ここにあるのです。
水平姿勢のホバーロックを使い出してから、アタリが格段によくわかるようになってきました。
頭下がりのエギですと、イカがタッチしてから、アタリやフッキングパワーが伝わるまでに、わずかですがエギが頭を起こすまでの時間とパワー伝達のロスができてしまいます。
水平姿勢ですと、それがありません。
と、いうことで、完成までの一つの物語でした。
ついでに、お伝えしたいことがあります。
ホバーロックを使用する上で、ご理解いただきたい弱点があります。すみません。
シンプルかつ、軽量な仕組みにするために、可動部はむき出しとなっています。
なので、砂が詰まったり、塩が固着したりすると、スムーズに動かなくなります。
なので、まめな点検をお願いしたいです。
それと、ハードに使用すると、ワイヤーの変形が起こり、これもトラブルの元となります。
ワイヤーは、手で力を加えると変形するぐらいの強度です。
変形すれば、手で元に戻せますが、できればエギ着底後、ボトムにハードヒットさせないよう、一発目のシャクリは、すこし手加減をお願いしたいです。
以上、没プロト物語・ホバーロック編でした
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