ぢょにぃのルアーづくりLIFE

From a mountain of BOTSU proto

ルアーメーカー・JINGOのものづくり班長、ぢょにぃこと吉田聡のブログ
現在プロデュース製品はValleyhillにてリリースしております(^-^)

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エギングランキング

2012年02月

桜舞TG ロゴタイトル案


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今春発売予定の、JINGOタングステンタイカブラ・桜舞TGのロゴタイトル案を入手。
いかがでしょうか??

2月24日タイカブラ・テスト釣行

JINGOタイカブラ・桜舞TGの最終調整で、紀北沖。
とは言っても、ほとんど今までのテストで構成パーツは決まっているので、確認のための釣行です。

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タイは居るには居るが、なかなか口を使わない状況。
幸い、イカナゴなどのシラス系のベイトには、それほど執着していない状況なので、
アタリはかなりの数、ありました。

しかし、リールのハンドル2回転以内しか追ってこないので、ノーマルの状態の組み合わせでは
なかなかフックアップまで持ち込むことができません。
なんせ、水温はまだ11℃台、ボトムからなかなか離れてくれません。

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製品プロトのテストを終えてから、どうにか釣り上げてやろうと、悪戦苦闘。
ネクタイやスカート、フックをいろいろ取り替えて試しますが・・・

”何とかして釣るBOX”を、この日は持ってきていなかったので、パーツが不足しました


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発売までに、もう何度かテスト釣行してみたいと思います。


鯛カブラフックの作り方

JINGOの新製品、鯛カブラ・桜舞TGの生産に向けて、準備の最終局面。

生産Procedureをまとめていたのですが、指示書の膨大な数の写真が、少し勿体ないような気がしました。そこで、知りたい方もいらっしゃるかも知れないので、鯛カブラのフック部分の製作方法だけ、ここで公開してみたいと思います。気に入った方は、お好きなライン・フックで自作してみてください!
(もっといい方法があるよ~って方は、こっそりおしえてください・笑)

ポイントは、
・狙いの寸法で作ること
・無駄のないこと
・すばやくできること
です。(量産する上で、当たり前ですね、すみません;;)

finished hook
出来上がりの形と寸法です。 下のほうのハリのポイントが、上のハリに干渉して鈍らないように、ズラしています。
結びは外掛け結びです。

tools01
使うのは道具と材料は、このくらいです。 上のは冶具です。あ、あとハリと接着剤も必要ですね。

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冶具はプラスティックボードに直径1mm・長さ数ミリのピンを打ってあります。割り箸と細いクギでも代用できると思います。目盛りは、ピンの遠い側からそれぞれ、33mm・50mm・94mmのところに書いてあります。別寸法のモノも作れるように、マスキングテープの上に書いています。

02
まずはこのように持って・・・

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ラインの余りのほうを、ハリの上側から50mmのところに、調整します。

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指で押さえているところが、ズレないようにしっかり保持しながら、外掛け結びを開始!

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5回巻きつけています。これより多いと、締りが悪くなりますし、少ないと結びのズレが多くなります。

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ループに通します。

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メインラインを引っ張って、巻きつけの山が崩れないように、丁寧に締め付けます。

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プライヤーで端をつまんで、しっかりと増し締めします。

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結びコブを、ハリの撞木までズラします。接着剤を使うまでは、結び目の巻きつけがふくらんでしまうので、ハリを引っ張っての締め付けはしません。

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次に、冶具を使って、結びコブの頭から33mmの位置に、ラインに折り目をつけます。

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折り目がついた状態。

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折り目を先端として、チチワを作ります。 PEラインを使う場合は、エイトノットにします。

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プライヤーでしっかり増し締め。

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反対側も増し締め。完成部分にかからない様に、
チチワ先端から110mmぐらいのところを、プライヤーでつまんでいます。

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チチワ先端から94mmのところで、カット。

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最初のハリと同じように、50mmのところで2本目のハリを保持します。

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同じく、外掛け結びで仕上げます。左手でつまんでいるところがズレると、完成品の寸法もズレてしまいますので、しっかり保持してください。

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1本目のハリと同じように、増し締め。 ここまで、ラインの完成部のどこもプライヤーでつまんでいません。

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最後に、浸透性のある接着剤(瞬間接着剤でいいです)を、結びコブに垂らしたあと、端線を3mmぐらいにカットします。 ギリギリでカットすると、ほどけてしまう恐れがあります。

以上で、鯛カブラのフックの自作方法となります。

好みの寸法があれば、冶具の目盛りをいじって調整してみてください。
また、ラインにPEを使う場合は、最後の端線をライター等であぶって、結び目ギリギリに焼きコブを作っておくと安心です。

慣れるまで大変かもしれません。当工場では、猛トレーニングをつんだ職人が行っているので、正確かつ、すごいスピードで作ります^^;

できない人、時間のない人、面倒と感じる人は、完成品を純正パーツとして販売する予定もありますので、どうぞご利用くださいね




























タイカブラのネクタイのサンプルが届きました!

工場からタイカブラのネクタイのサンプルが届きました! 注文をしていた通り、ほどよい柔らかさと厚みで、なかなかイケてると思います。これから色の選定と、強度・耐久性の最終テストを、行わないといけません。



スペアパーツとしての展開も考えていますので、どうぞご期待下さい!

神戸空港ベランダ

根がかり&寒い&あんまり釣れないことで有名な、神戸空港ベランダでメバル狙いの実釣テスト。
釣れませんでしたが、 根がかりロストは一回もありませんでした

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ネクタイのテスト

ラバーネクタイの形状を検討します。

鯛カブラの時も、散々テストしたのですが、全体のバランスの違うものを作りたいので、再テストです。
幅・形状の違うものを、何通りも作図して、カットして・・・

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一つずつ、循環水槽でじっくり観察。
最終的には、全体的なシルエットの収まりのよさと、わたしの好みで決まると思います。

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いいモノ出てきた

棚の整理をしていたら、昔にアメリカで買ったジグフックがでてきました。
アラバマリグ用に、丁度いいみたいです。ムフフ

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Red Hot Chili Peppers のインタラクティブ・ビデオ

このPV、面白いです。

2月7日猪名川

試作品のスイムテストで。
雨の後で、ものすごく濁っていました。結構な雨量が、あったみたいですね。
シーバスを少し、狙ってみましたが、産卵前のお腹パンパンの、超ド級サイズのコイと何度も
目があってしまい、スグに退散。
間違って、引っかかってしまえば、シーバスタックルでは大変なことになりまする
(過去に経験アリ)

水鳥がたくさん、集まっていました。

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雨が

雨が降って、スイムテストに行けません
暖かいのはいいですが、なんだか気分が・・・

景気付けにどうぞ。

2月5日フィッシングショー大阪

ご来場いただいた方々、ありがとうございました。

関係者諸氏の方々、どうもお疲れ様でした。

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無事、今年もフィッシングショーを終えることができました。
次回までに、精力的にまた開発を続けていきたいと思います。

ということで、ぢょにい・谷もっちゃん・ヨチヤマ、3者3様のオリジナルパフェの開発。

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3人とも、パフェづくりのセンスはないようで

2月4日フィッシングショー大阪

今日、お話いただけた方々、ありがとうございました。
明日もおりますので、お越しになられる方は、どうぞお気軽にお声をおかけください 

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フィッシングショー大阪・搬入完了

フィッシングショー大阪の、JINGOコーナーの設営をしてまいりました。

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場所は6B館入ってスグ、バレーヒルの中にあります。

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明日から3日間、おりますので、どうぞ遠慮なくお声をおかけください。
人生相談以外でしたら、どんなお話でも結構です。


帰りにすごく寒そうな空をみかけたので、思わずパチリ。

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The Fray

いいメロディを書きます、この人たち。



名曲といえば、こちら。





没プロト物語(ロケッティア・ホバーロック編 その2)

その1はコチラ

壁に行き当たって、しばらくたちました。

あれこれ考えた末の結論、キャスト後の飛行中の姿勢、水中でイカを誘うときの姿勢、二通りのバランスを一つのエギで実現できないかと。となると、重心が可変式でないと、いけません。 う~ん、どうしよう

エイヤッ で作ったのがコレ

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シンカー内部をシャフトがスルーしていて、それを軌道として、シンカーが前後移動する仕組み。
シンカーがブレないように、ガイドが飛び出していて、ボディ内部のレールを通っています。

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実はコレでもらった! と、しばらく使っていて、釣果もなかなかでしたのですが、ある事実が発覚。
フリーフォールさせると、シンカーが前に移動してしまい、逆立ち姿勢になってしまうのです。

よしっ、こうなれば、シンカーを後部でロックさせるぞ!

まずは基本形。

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この形を基本に、ロックするシステムを詰めていきます。
(量産することは、無視してました。)

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途中にガイドとなるシャフトに、山形をもうけて抵抗を作ってみました。
重心移動のプラグの、内部構造と同じ発想。

しかし、セッティングが微妙で、わずかな変形でもスタックしてしまいます。
また、製造上のばらつきの許容範囲に、スゴク不安が残ります。 

次に試作したのが、コチラ。

P1280027

現在の製品に、ほぼ近いところまでやってきました。
しかし、これでは、ストッパーとなるワイヤーの変形量を稼げないので、相当強いショックをあたえてあげないと、シンカーが後ろにロックしません。

よし、あともう一歩・・・・

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コレが、現在のホバーロックの原型、第一号です。

あとはひたすら、こんなテストをして、水中でのステイ角度の調整。

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釣行と調整を繰り返しながら、ファインチューンを繰り返します。

一つ特徴的なのが、カンナが刺さる位置。

3

イカの口元や、足の付け根にガッチリかかるようになりました。
頭下がりのエギですと、必然的に、イカがエギの腹側から抱く形となり、カンナはイカの眉間や足の先にかかることが多くなります。アタリがあるのに乗らないこと、または掛かったと思ってもバラしてしまう原因が、ここにあるのです。

水平姿勢のホバーロックを使い出してから、アタリが格段によくわかるようになってきました。
頭下がりのエギですと、イカがタッチしてから、アタリやフッキングパワーが伝わるまでに、わずかですがエギが頭を起こすまでの時間とパワー伝達のロスができてしまいます。
水平姿勢ですと、それがありません。

と、いうことで、完成までの一つの物語でした。



ついでに、お伝えしたいことがあります。

ホバーロックを使用する上で、ご理解いただきたい弱点があります。すみません。

シンプルかつ、軽量な仕組みにするために、可動部はむき出しとなっています。
なので、砂が詰まったり、塩が固着したりすると、スムーズに動かなくなります。
なので、まめな点検をお願いしたいです。
それと、ハードに使用すると、ワイヤーの変形が起こり、これもトラブルの元となります。
ワイヤーは、手で力を加えると変形するぐらいの強度です。
変形すれば、手で元に戻せますが、できればエギ着底後、ボトムにハードヒットさせないよう、一発目のシャクリは、すこし手加減をお願いしたいです。

以上、没プロト物語・ホバーロック編でした








 



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